Books

大人の恋

遅ればせながら、川上弘美さんの谷川潤一郎賞受賞作品「センセイの鞄」を読みました。でもこれ、遅れて今読んで正解。おそらく、若かったらこの作品の良さは理解できなかったと思う。あまりにも、淡々と穏やかで、ふところのゆったりと深い、でもつかみどこ…

マイブームの予感

「それからはスープのことばかり考えて暮らした」吉田篤弘 前情報も狙いもまったくなく、たまたま図書館でこのちょっと不思議なタイトルとセンスのいい表紙に惹かれて借りた一冊でしたが、これが思いがけず、かなり私好みのものがたりでした♪ご機嫌です。か…

クリスマスキャロル

公開になったDisney映画が話題を集めています。文庫も本当にいろいろな出版社からたーくさん出ているし、映画化もなんどもされている名作なのに、何故か、今まで手に取る機会ががありませんでした。この装画(酒井駒子さん!)に導かれ、とうとう私もこの物…

ここ最近の読書

松本清張生誕100年を記念して(?)遅ればせながら清張作品を初めて読みました。新幹線も、携帯もない時代背景が、物語を一層ドラマチックに感じさせるみたいです。引き込まれました。思いっきり偏ってるな〜このどんよりしたラインナップ。湊かなえさん…

最近のお気に入り

松長絵菜さんのお料理本。乙女心をくすぐる、カワイイ絵本みたいな料理本です。 彼女はお料理も撮影も自分でやっているのですが、クロスや器、小物使いはもちろん、 食材そのものが、可愛らしく生き生きと見えるのです。 ぼ〜〜っとながめていると、ちょっと…

図書館

住いが変わるとき、決まってはじめにする大事なことのひとつが図書館の偵察。生活の重要スポットです。どこの図書館もそれぞれ思い出深いのですが、この街の図書館は私史上ダントツ第一位の古さでした。昔ながらの建物のままでノスタルジーの塊みたい。古さ…

ここ最近の読書

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しあわせのシリーズ絵本 

子育てを通して出会った大好きな絵本は数あれど、その中でもシリーズ物でダントツだったのがこの三つ。なぜかどれもくまのお話。くんちゃんシリーズ♪全部で七冊。 くんちゃんの朗らかさ無邪気さ。お父さんお母さんの大らかさあったかさ。絵の素朴さ。ストー…

きのうの神さま

映画「ディアドクター」の原作。映画はまだ見てません。 西川美和さんという映画監督。 彼女の作品がすごく好きというわけではなく、 何故かすごく気になって憧れています。 前作の「ゆれる」も、原作を読んだとき 、彼女の可愛らしい容姿とはつりあわない、…

ちょっとした衝撃

図書館で長いこと予約待ちしていた「告白」ついに読みました。 前評判が高すぎたし、肩透かしも覚悟で読んだのですが・・・ これは・・・ずっしりとかなり納得の読み応え・・・すごかったです。 フィクションだけど、ディテールがとても身近に感じられる部分…

こころがほっこり

最近、若い頃のようにめったなことでは心が動かなくなったと思ったり、やたらと涙もろくなったと思ったり、自分で自分がよく分からない。良い本との出会いもなかなかない。 この本は児童文学で、娘のためにと思ったのだけれど、久しぶりにすっかり癒された。…

万年新米母

世の中立派な親ばかりではない。 私の様に不出来なモノもいる。 ここのところずっと壁にぶちあたってはもがいてばかりいるけれど・・・これでもいいのかな、と少し前向きに思えた本。妥協とか諦めではなく、かといって教訓でもなく、等身大の自分をよく知る…

まいにちまいにち

飯島奈美さんの「LIFE」と高山なおみさんの「チクタク食卓」を購入しました♪時々「ごはん作りたくない病」にかかります。思考がstopすると言うか、どうしたらいいのか途方に暮れると言うか・・・そんな感じ。そういう時はお料理本を買うと元気が出ます。現実…