クリスマスキャロル

クリスマス・キャロル (集英社文庫)

公開になったDisney映画が話題を集めています。文庫も本当にいろいろな出版社からたーくさん出ているし、映画化もなんどもされている名作なのに、何故か、今まで手に取る機会ががありませんでした。この装画(酒井駒子さん!)に導かれ、とうとう私もこの物語にたどり着きました。昔の文章だからか、翻訳ものだからか、読むのにものすごく苦労してしまいましたが・・・。人を寄せ付けず、人に何も与えず、自分のためだけに傲慢に生きるスクルージに自分をちょっぴり重ねました。寂しく生きるも、幸せに生きるも全てはその人の志ひとつなのだなーと。

  リスベート・ツヴェルガーの絵が美しい大型絵本も是非見てみたいです。残念ながら図書館には置いてない(涙)昔娘のクラスで、クリスマスの本を読み聞かせした時、「クリスマスって誰の誕生日か知ってる?」と問いかけたら、クラスの誰一人答えられませんでした。「サンタクロース!」と答える子もいて、驚いた思い出があります。こういう世の中に生まれ育った子供たちに罪はないけれど、せめて物語の中で、本来のクリスマスの祝い方、過ごし方を味わいたいものです・・・。