Books

BIBLE 母の。私の。

これは母の・・・ これは私の・・・ 子育てバイブルです。 母のバイブル、著者は波多野勤子さん。昭和39年に初版ですが、驚くべきことに内容はひとつも古さを感じない、子育てとか、人の成長過程は普遍的なもなのだな〜とつくづく感じる内容で、あまりにも…

久々の読書

小川糸さんの「つるかめ助産院」を読みました。ここのところ何ヶ月も本を読む気分になれず、途中でリタイヤしたり、そばに置いてずーっと放置したりしていましたが、今回は、久しぶりに一気に物語りに入り込みました。タイトル通りお産の話ですが、かつて悩…

長い髪のお姫様

映画情報を見ていたらDisneyの新しい映画の記事・・・・それで、曖昧だった記憶が一気にわ〜っとよみがえってきました。これこれ〜〜!私が時折思い出しては、ずっと中途半端に思い出しきれなかったお話!髪の長いお姫様のお話で高い塔の窓から、編んだ長〜…

号泣&笑い

もうかれこれ何年も前の話ですが、「週末号泣のススメ」という本を読み、「泣く」と言う行為は人の究極のストレス解消方法だ。ということを知りました。確かに泣いた後ってスッキリしますよね。私はどちらかと言うと小さい時分からよく泣く方で、それゆえに…

母ーオモニー

姜尚中先生は、私が胸の前に手を組んで「ステキ!」と言いたい(実際に言った事はない)数少ない男性のひとりです。あの物静かでやわらかい語り口調と、ときどき言葉が難しすぎて何を言っているのかわからないくらい、頭脳明晰なのに、低姿勢で控えめな感じ…

衝動買い願望

普段、読み物はほとんど図書館で済ませている私。久しぶりに本の購入を真剣に悩んでいます。何故って待ちきれない!。それに二冊とも我が街のちいさな図書館にはリクエストしても、おそらく買ってくれないであろう、いわゆるベストセラーじゃないタイプ。い…

小さいおうち

やっと図書館の順番が巡ってきて、読むことができました。ずっと楽しみにしていた分、期待が勝ってしまう可能性を案じつつ読みましたが、なんというか、地に足が着いた落ち着きと、危うさのバランスが絶妙な大人の小説でした。昭和の戦前戦後を生きてきた人…

ハートビート

最近のお気に入り、シャロン・クリーチの本です。「散文詩」という手法で進んでいくものがたり。一文一文が短くて、ぱらぱらっと開いてみると一見「詩集?」と思うのだけれど、それがひとつの物語としてつながって行きます。すごく新鮮でした。こういうの、…

スープオペラ

阿川佐和子さんと言えばエッセイのイメージ。彼女の小説を読むのは初めてでしたが、これは私にはちょっとしためっけもんでした!「スープオペラ」というお話です。お料理がテーマだと、どうしたって通り過ぎることが出来ないわけで・・・。この秋映画化にな…

ecoeco大作戦2

長年廃油の存在が気になっていて、せっけん作りにも興味をもっていた私。でもどうしたらいいかその手立てがわからず数年経ちました。そしてついに辿り着きました!ハイセンスな石けん作りの教科書。こういうのを待っていました!著者の、愛犬の皮膚疾患をき…

江 姫たちの戦場

来年の大河ドラマの原作を読んでいます。原作者は「篤姫」に続き田淵久美子さんです。 歴史はまったくダメで時代物もすごく苦手な私。でもこれは、女性目線で書かれているせいか、非常に感情移入できます。姫たちの健気な姿。時代と戦と男達にに翻弄される歯…

干す

「つながる外ごはん」というアウトドアのお料理本に影響を受けています。インスタントのものを使わないなんでも手作り食生活、当然インドアでも大活躍間違いなし。これから食欲の秋に突入するので、片っ端から挑戦する予定。手始めに今日はきのこ類を娘とテ…

余計なもの

今日でkanokichi43歳になりました!人生の折り返し地点に立って、最近強く思うこと。これまでの年月でこびりついて来た自分の中の余計なものをこそげ落として身軽な自分になって、最終的に始末の良い自分になっていきたい。ということです。いろんな意味で。…

今すぐ飛んで行きたい!!

本屋で立ち読みしました。今月のMOEの特集がめちゃくちゃツボです!!「電車に乗って東京絵本さんぽ」だなんて!!も〜〜身もだえしてしまいます。あ〜〜行きたあ〜〜い!!どんなに楽しいだろう♪中でも最上級に今すぐにでも行きたいのは国内唯一の手芸書専…

読書

江国香織さんの「真昼なのに昏い部屋」を読みました。江国さんの作品に出てくる夫婦像は、私にはいつもものすごくリアルに映ります。そして、妙な安心感を持ってしまいます。このお話は基本的には不倫が描かれていますが、童話のようなやさしい語り口調で、…

最近の読書

随筆を2冊。無意識でしたが、どちらも海外生活での心の交流ということで、テーマが共通していました。タイプの違うふたりのそれぞれの持ち味が、とってもステキに光っています。一つは梨木香歩さんの「春になったら苺を摘みに」彼女の英国留学時代の人々と…

しずかにながるる

目下お笑いタレントに夢中な娘が初めてこんな本を購入。これも成長の一つと思う母です。自分で本屋さんのカウンターで注文し、連絡を待って受け取りに行きました。普段は使わずに溜め込んでいる図書カードを、ここぞとばかりに使ってのお買い物。彼女にして…

打ちのめされる×2

「この世でいちばん大事なカネの話」というちょっと手に取るのも躊躇われるタイトルと表紙。著者は漫画家の西原恵理子さん。この本は青春真っ只中の中学生以上の人たちに向けて書かれたシリーズなんだけど、(「よりみちパン!セ」シリーズ.結構気になるもの…

Nのために

図書館で順番待ちをしていた湊かなえさんの「Nのために」を読みました。またまた一気読みです。初めに読んだ「告白」程の衝撃はありませんでしたが、彼女の作品は癖になります。この作品に限らず、一つの事柄について、複数の語り手がそれぞれの視点から思…

獣の奏者

獣の奏者の後半<探求編><完結編>やっとやっと読み終えました・・・。読み始めるのにどうしてこんなに時間が掛かったのか、自分でもよくわからなかったのですが、なぜかグズグズしていました。著者の上橋菜穂子さんのあとがきを読んで、そうか〜と納得し…

奇跡のりんご

話題になってから随分経ちましたが、やっと手に取ることになりました。実は、はじめは取り立てて読みたい本ではなかったのですが、これがなかなか、予想を上回る奥深さに、すっかり引き込まれ、一気読みでした。この笑顔でお馴染みの木村さん。今更ですが、…

スイスのわらべうた

「ヨッケリなしをとっといで」という小さな絵本。これは、10年ほど前、神戸にある大好きな児童書専門店「ひつじ書房」で一目ぼれして、まだ小さかった姪っ子姉妹にプレゼントしたものですが、強烈なインパクトで未だその魅力を忘れられず、姉から譲ってもら…

人生の経験値

ここんとこ、私の中でひそかにブームなのが、この穂村弘さんという歌人さん。彼の書くエッセイがすごくツボなんです。これ以外にも「にょっ記」とか「ほんとうは違うんだ日記」とか、変なタイトルばかり。どれを読んでも挙動不審の妄想ダメダメ男(本人)の…

雪だるまの雪子ちゃん

図書館にて発見。江国香織さん×山本容子さんの銅版画と言うとーっても魅力的な組み合わせ♪まずは冬らしい素敵な表紙にうっとりやられちゃいました。ほとんどそれだけで満足な本です。手に取るだけで嬉しい本。雪だるまが野生動物として存在しているお話で、…

ごはんのことばかり100話とちょっと

よしもとばななさんのエッセイを読みました。日々の他愛もないごはんとそれにまつわる面白いこと不思議なこと、驚きの体験、悲しかったことまで、たくさん綴られていて、そのさまざまな感情とともに、大好きな家族や、友人や、お店の人や、思い出の人が登場…

風が強く吹いている

三浦しをんさんの「風が強く吹いている」を読みました。正月の箱根駅伝を熱心に見ていた母からのオススメの一冊。行きつけの美容院で借りて読んだらしいのですが、めずらしく、あんまり何度も熱心に勧めてくるので、どれどれ、と読んでみました。走ることの…

喋々喃々

小川糸さんの「喋々喃々」を図書館で借りて読みました。今回はきものまわりのお仕事をしている人のお話で、和のテイストと、日本の四季がとってもステキに描かれていました。主人公がお墓参りに行く場面で、私の父が眠っている富士山の麓の霊園も出てきたの…

小学生日記

時々娘の机の上に、ものがたり風の文章が書いてある紙がポーンと無防備においてある。お世辞にも上手とは言えないけれど、何か書きたいのだろうな〜と言う気持ちは想像できる。実際には読書感想文はいつも泣きながら書いているし、日記も1,2年生の頃は御…

今年はじめの一冊

半年ほど前に紹介した高山なおみさんの「チクタク食卓」の下巻です。真ん中の木版のタイトルが、同じと思いきや、微妙に違うところと、表紙と帯の色がはんたいになっているところがお洒落。上巻は1月〜6月、下巻は7月〜12月、下巻にはおせちも載ってい…

児童書展

隣町の図書館に、世界の児童書展を見にいきました。海外に行ったことがない私も、世界のさまざまな言葉で書かれ、その国の優れた画家によって描かれた美しく色鮮やかな本が並んでいるのをみると、とても豊かな気持ちになります。ふだん何気なく手にとってい…