獣の奏者

獣の奏者 (3)探求編獣の奏者 (4)完結編
獣の奏者の後半<探求編><完結編>やっとやっと読み終えました・・・。読み始めるのにどうしてこんなに時間が掛かったのか、自分でもよくわからなかったのですが、なぜかグズグズしていました。著者の上橋菜穂子さんのあとがきを読んで、そうか〜と納得しました。この物語は前半<闘蛇編><王獣編>で完結したと思って、燃え尽きた感じがあったし、作者本人のなかでも一つの物語として閉じていたそうなのです。ところがNHKのアニメ化の折に思いがけず続編を書くことになったそうで・・・。ある日これを本屋で発見したときは、嬉しいやら驚くやら。もともと姉から娘にプレゼントしてもらった児童文学だったのですが、子供の本にしておくには本当にもったいない!果たして子供はどれくらい理解できているんだろう?と思います。とっても深みのある感動作で、読み応えも充分でした。私は基本こういうタイプの読み物には手を出さないのですがね・・・。いや〜〜これにはどっぷり浸りました。前半の物語の完璧さを損なうことなく、更に完璧な仕上がり。すばらしい!!と思って、また前半↓から読み返しています。特に後半は、どちらかと言うと大人にも読んでもらいたい物語。獣の奏者 I 闘蛇編獣の奏者 II 王獣編