娘の愛国心











こんなおやつを食べるとき、娘は「日本て素晴らしい国だよね!」と感嘆する。私達は子供時代に、日本的なものの素晴らしさを取り立てて誇りに思わなかった世代だと思う。少なくとも私はそう。欧米コンプレックスが強くて、欧米のモノは何もかもがステキに見える時代だったと思う。でも今の子供は生まれたときから日本にDisneylandがあって、モダンなおうちが沢山建っている。だから、わたしがグラバー邸やハウステンボスに行くのと、娘が行くのでは全く意味が違うらしく、ほとんど興味を示さないかわりに、お寺やお城などの日本の風情を感じるところに行くととても感動して喜ぶ。ジェネレーションギャップ?それとも娘の個人的な嗜好かもしれないけれど、日本に生まれた幸せを時々しみじみと語る娘が少し羨ましいと思うことがある。