喋々喃々

喋々喃々
([お]5-1)食堂かたつむり (ポプラ文庫)










小川糸さんの「喋々喃々」を図書館で借りて読みました。今回はきものまわりのお仕事をしている人のお話で、和のテイストと、日本の四季がとってもステキに描かれていました。主人公がお墓参りに行く場面で、私の父が眠っている富士山の麓の霊園も出てきたので、勝手に縁を感じて、ちょっと嬉しくなったりして・・・。恋愛観やストーリーはともかく、この作品、美味しい描写てんこ盛りで、登場する人々がいつも美味しそうにお腹いっぱい、気持ちがいいほど、とにかくあれこれ良く食べるのが私好み。衣食住を丁寧に暮らす様子が、繊細に書かれていて、学ぶべきところがたくさんあるのです。そういえば「食堂かたつむり」もそうだったな〜と思い出だしながらざっと再読。やっぱり美味しそうだった。最近益々「食べること」に対する思い(執着?)が強くなっている気がします。装丁も可愛くて気に入っている「食堂・・」は単庫本のデザインがそのまま文庫になっていて益々カワイイ!映画化も楽しみ〜♪