長崎伝統の夜

昨晩の6時を回った頃、外の通りで爆竹のけたたましい音と鉦の音がしばらく続いている。夕飯の支度をしながら、??なんだろう・・・・?
お?これは!もしや!と急いでベランダからのぞいてみると、堤燈やお花できれいに飾られた、お神輿みたいな大きさの船を担ぎ、爆竹と鉦を鳴らし歩く人々の姿。
お〜〜これがかの有名な精霊流し!!初盆を迎える故人の家族がゆかりの品や供物と共に精霊を送るのだとか。海に流すのだと思っていたけどそうではなく、通りを練り歩くらしい。興味深さのあまり、外に飛び出して行きたかったけど(夫は行こう行こうと騒いでいた)それは不謹慎な気がして窓からそっと見物。(長崎市内ではほとんどお祭り規模で、はばかりなく見物できるらしいが・・・。)
さだまさしの「精霊流し」の物悲しいメロディーとは少しイメージが違って賑やかな祭りの様にも見えて驚いたけど、華やかに送ることで残された人達の悲しみが少し癒えたりするのかな。なにかとってもいい伝統行事を見せてもらった。