引っ越しエキスパート


来ました!引越し用ダンボール。いよいよ我が人生最後(←そう決めている!)の引っ越しに取り掛かります。びしっと決めたいと思います。もはや引っ越しエキスパートのkanokichiです。引っ越しするために生きているみたいな気さえしていた時期もありました。そんなことを言うと「大変だよね〜」と同情の声が上がりそうですが、そういうことでもないのです。なんでもそうですが、始めはどこからどう手をつけたらいいのかわからなかった荷造りも、失敗しながらコツを掴むと楽しくなってくるもので、お別れに泣きはらすことはあっても、引っ越しブルーになったことはありません。基本的に、目標に向かって計画を立てたり、物事を順序だててひとつひとつこなしていくこと自体が、すきみたいです。誰も褒めてくれなくても、荷物が全部出て行った後の、がらんと声がやたらと響く(そこで娘は必ずあ!あ!と叫んで声を響かせる)部屋をキレイに磨き上げることに達成感があったし、ほこりっぽい新居の掃除をして荷物を迎え入れて、少しずつ自分の家になっていくことも好きでした。当り前ですが、どこに行っても自分達の持ち物さえ入れば、たちまちそこが自分のホッとできる場所になることが不思議です。こういう感じをもう二度と味わえないんだな〜と思って、引っ越しにまつわるあれこれを思い出しています。ふるさとを出発して千葉→兵庫→沖縄→横須賀→千葉→長崎。そして今回は13年振りに生まれ育った場所へ戻ります。「ひとつの場所に根付く」という覚悟と緊張感。同時に、自分達を待っていてくれる人がいるという安心感。いろんな感情が渦巻いています。