牛の鈴音

牛の鈴音(うしのすずおと) [DVD]
最近、動物を飼っている友人の話を聞いたりや、ノンフィクションの本を読んだりして、動物が人に与える愛情や、癒し、不思議な行動について考える機会が増えました。私は、実際に飼った事のある動物は、小学生のときのセキセイインコだけなのですが、ぬくもりとか、匂いとか、そういうものは今でも消えずに残っています。この映画は韓国のドキュメンタリーで、40年も生きた牛とおじいさんの愛情の物語。といっても、そんなに生易しいんじゃない。生きるために一緒にいる。人間臭さをさらけ出して、真正面からガツンと来るところが韓国らしい映画です。単純なストーリーの中にも生命にまつわる色々な問いかけを感じました。大切なものってなんだろう?家族って?生きるって?動物との間の深い絆、お別れは辛いけれど、それ以上に残るものがあると感じました。