Sally














Sallyという名の彼女、娘が生まれたとき、実家の母のお友達からお祝いでいただいたもの。いつも何とも言えない思慮深げな微笑で、そこに立っています。娘は幼い頃から、不思議とSallyをぞんざいに扱うことはなかったのですが、子供特有の好奇心に満ち溢れたたお友達に、前髪を根こそぎ取られてしまったり、腕を脱臼させられてしまったり、不慮の事故に会いながらも、けなげにその澄んだ存在感で我が家に居続けています。
始めはそれほど思わなかったのですが、いつからか、彼女が誰に作られて、どこから来たのか猛烈に知りたくなりました。身体の(あるいは衣類の)どこにもその印はなく、インターネットで調べて見たりましたが、似た風情の物はあっても、決定的な確信が持てる作者が未だにみつかりません。すごく気になっています。