むすめの成長 読書編


私は本を読まない子供だった。母親に読んでもらった記憶もあるけれど、自分で読んだお気に入りの思い出の本は小学生止まり。中学高校時代は部活ばかりに熱中し、学校のどこに図書室があったのかも記憶にない。読書に楽しみを見つけたのは恥ずかしいことに、はたち近くになってからだった。もっと多感な時期に読むべき本がたくさんあった気がして、そのことを後になってすごく後悔した。
娘には自分の成し得なかった楽しみを知ってもらいたくて、まだ首が据わらない、まだ人間とは呼べない頃から毎日欠かさず読み聞かせをしてきた。してあげられることは沢山ないけれど、これだけは!は心に決めていた。でも娘は小学校2年生になっても、一向に自分で読もうとはせず、「お母さんこれ読んで」と本を持ってくる。この子はいったいいつになったら自分で本を読み始めるんだろう?少しずつ焦り始めた時期もあった。
3年生4年生は自分で読んだり読まなかったりしながらも、親が選ぶ本ばかりではなく、学校の図書室で借りて読んでは話をしてくれるようになった。そして5年生になった今年はすごい勢いで読みあさっている。それぞれ時期があるんだなーと感じた。あ〜10年かかってやっと、夢中になって本を読む娘の姿を見ることができた。とてもうれしい。親バカです。人生が豊かになる、よい本にたくさん出会ってほしいものです。この夏のブームは従姉のところから来た怪盗ルパンシリーズ。私もオススメされているけどまだ読んでません。