ポジティブに暮らす

興味深い記事を読みました。「ポジティブ心理学」についての記述でした。人は一日にたくさんの瞬間を経験していて、「良い瞬間」「悪い瞬間」「取るに足らない無数の瞬間」に分かれているのだそうです。取るに足らない瞬間は記憶に残らないから心理的影響は弱いけれど「良い瞬間」と「悪い瞬間」は強く影響します。良い瞬間は当然良い気分を呼び、プラスの行動の原動力になるかわり、「リフレイン」が起りにくいという特徴があり、逆に「悪い瞬間」は不快感を呼び、停滞させ、おまけに「リフレイン」が起こりやすいんだって。なるほどね〜〜。私はこの「悪い瞬間」から逃れられなくなる時が多々あります。くよくよいつまでもその思いに縛られてがんじがらめになる。
子供の頃には誰もがもっている「自己や未来への肯定的期待感」が大人になると体験学習によって磨り減ってしまい、こういうことになるのだそうです・・・・。確かに子どもってスーパーポジティブ。ときどき「その自信はいったいどこから?」とか「もうちょっと自分を疑ったら?」とか思うことが多いけれど、本当にうらやましい能力だと思います。こどもはすなわち、ポジティブシンキングのお手本ってことです。
大人の場合、悪い瞬間がリフレインしてきたら、「良い瞬間」を意識的に思い出して「悪い瞬間」を頭から追い出す、あるいは爪をきれいに整えたり、お気に入りのブレスレットをするなど、いつも目に付くところや身の回りににお気に入りのアイテムを置く。自然に触れる、よい音楽を聞くなど、よい瞬間を感じる「感性」を高め、1日を好ましい瞬間で満たす、という心掛けが効果的とのこと。
やはり人間は無意識だけど、本能的に好ましい瞬間で日々を満たすことを求めているんだな・・・。だからお気に入りを買い求めたり、美味しいものを食べたり、ステキな場所へお出掛けしたくなるんだ。そう思うと今まで「ちょっと無駄遣い?」と思っていたことや、衝動買いも、ある意味大切なエッセンスなんだと肯定的に考えられるし、ささくれた指先、もう少しお手入れしてみようかな?という気にもなります。浪費することなくそれが出来たら尚いいなあと思うわけです。いつも笑って人生を充実させたいものです。